塩野義製薬は、買収を進めている中国製薬企業「C&Oファーマシューティカル・テクノロジー」の株式について、17日付けで、筆頭株主の「レオ・スター・ディベロップメント」と同社ガオ・ビン氏が保有する1億6031万2000株(発行済み株式総数の約24・17%)を取得したと発表した。今回の株式取得額は約52億円。
今後、C&Oの子会社化に向けて、公開買い付けを実施する。公開買い付けの期間等は、確定次第公表する。公開買い付けによる株式取得額は約91億円を見込んでいる。
なお、ガオ・ビン氏は、塩野義製薬のC&O買収後もレオ・スター経由で間接的に保有する残りのC&O株式(発行済み株式総数の約5%)を継続保有し、C&Oの副董事長兼総経理として経営に従事する。また、塩野義製薬は、C&O発行済み株式総数の約29%を保有する住友商事と、協働して事業を推進する。