◆日本病院薬剤師会が一般社団法人となって初の社員総会が先月に開かれた。法人化に際した定款変更では会員資格に介護保険施設を追加するなど、時代に即した改定がなされた。また切れ目ない会務運営を行うため、役員の定年撤廃も決め、同時に会長・専務理事の基本報酬も見直された
◆会長は1000万円から1200万円、専務理事は800万円から1000万円へと引き上げられた。これは、大きくは専務理事に優秀な人材を獲得するためだ。役所等経験者を招くのにこれまでの報酬では、前職より減額となってしまうケースがあり、優秀な人材を得るのが難しいという
◆役員報酬という重要な問題を短期間で議決することに多少の異議は出たが、結果的に全会一致で可決した。この金額が多いか少ないかは別として、会長の報酬まで公開の場で議論するオープンな姿勢は非常に歓迎できる
◆職能団体では会員の組織率も非公開という団体もある中、こうした透明性の高い性質は、一般社団法人となった後も、ぜひとも続けてほしいものだ。
会長報酬を公開で議論
2011年10月19日 (水)
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