吉矢佑氏(元日本薬剤師会会長・現顧問、元大阪府薬会長)が15日、入院先の兵庫医科大学病院(兵庫県西宮市)で死去、85歳。告別式は18日、大阪市内で親族のみで行われた。後日、お別れの会が開かれる予定。
吉矢氏は1948年3月に大阪薬学専門学校卒業後、吉矢薬局を開設。62年4月大阪府薬剤師会理事、64年4月に同会副会長、65~66年と70~76年、80~90年の3度にわたり、同会会長を務め、大阪の医薬分業推進に力を注いだ。
90年4月に日本薬剤師会副会長となり、94年4月に開局薬剤師初の同会会長に就任。会長として98年3月までの4年間、当時の最大課題だった医薬分業の推進や、薬学教育6年制などの周辺問題に取り組み、薬剤師職能の確立に尽力した。