◆2010年度から始まった薬学教育6年制の実務実習が、今年3月で2年目を終える。学生の実習態度について実習受け入れ病院の約8割が「良好」と捉えていることが、日本病院薬剤師会近畿ブロック卒前教育委員会が実施したアンケートで分かった
◆その一方で約2割の施設は「不適切」と回答している。一部の学生において、▽自習中に飲食する▽ごみを放置する▽白衣のボタンを開けたまま病棟を歩く▽実習中どこでも居眠りする――などの事例が見られた
◆なぜ、学生はそんな態度をとるのだろうか。一般的な社会人のマナーが身に付いていないという側面に加え、もっと根本的な要因があるのではないか。どうして実務実習に行くのか、それは自分の将来にどんな意味を持つのか――。それを学生が考えていないのなら心配だ
◆意識が変われば自ずと行動も変わる。実務実習の意義、さらには薬剤師として働くことの意味や喜びに学生が気づき、自覚を持てるように促す。そんな実務実習の姿を、大学と受け入れる施設が協力して追い求めてほしい。
学生の実習態度は
2012年02月03日 (金)
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