医薬品・医療機器の制度改正を議論している民主党厚生労働部門会議の薬事法小委員会で、薬事行政を監視・評価する第三者組織を、議員立法で創設する案が浮上してきた。
第三者組織をめぐっては、審議会などを原則として新設しない方針が1999年に閣議決定されていることを踏まえ、厚生労働省は厚生科学審議会の下に新たな部会を設ける方向性を探ったが、薬害被害者らが既存の審議会などから独立した組織の新設にこだわり、具体策が見えないままになっていた。
ただ、閣議決定はあくまで行政府のルールであり、議員立法での対応は縛られない。
がん対策推進協議会、肝炎対策推進協議会が99年以降に議員立法で設置された実績もある。