日本製薬工業協会をはじめアジア12カ国の製薬団体は16日、都内で初めてとなる「第1回アジア製薬団体連携会議」(APCPA)を開き、医療用医薬品の早期申請・承認の実現やアジア発創薬に向けた連携など4項目に合意した。今後、合意事項に基づきワーキンググループを立ち上げ、具体的な課題解決に向けた議論を進める。
第1回会議では、主テーマとして規制・許認可、創薬連携の方向性が話し合われ、▽アジアにおける医療用医薬品の早期申請・承認の実現に向けた提言▽国際基準品質の医薬品の安定供給▽「アジア発創薬」実現のためのオープンイノベーションの推進--を行うことで合意した。
また、アジア各国の課題に関する情報共有を図ることで、APCPAとして必要な提言を発信するためのプラットフォームを構築すると共に、各国製薬団体が医薬品に関する課題の解決策を、当該国政府を含めたステークホルダーに提言することで一致した。
今後、会議は原則的に年1回開催予定で、第2回会議は来年行われる見通し。