日本学校薬剤師会は15日、都内で2011年度臨時総会を開き、日本薬剤師会学校薬剤師部会へ移行しすることを決めた。全国の代表者68人のうち58人が賛成した。1939(昭和14)年7月発足の同会は73年間にわたる歴史を閉じた。4月以降は原則として日本薬剤師会学校薬剤師部会として運営される見込み。
開会に当たり、会長代行の小川善雄副会長は、「これまでも日薬との連携を進めてきたが、近年、脱会や会員が減少し、会務の遂行危惧されている。学校保健法が学校保健安全法への変更を含め、社会情勢の変化を受け、一体改革は大きな意義がある」と述べた。
また児玉孝日薬会長は、「来年は薬剤師会120周年の節目を迎え、この4月には6年制教育を受けた薬剤師が世の中に出てくる。(法改正など踏まえ)学校薬剤師の活動が社会から求められている。非常に大事な時期であり、ぜひ前向きな議論をお願いした」と一体化への理解を求めた。