医薬基盤研究所は、希少疾病用医薬品・医療機器の指定を受けた品目の治験についてインターネットで情報提供するサイト「希少疾病(オーファン)治験ウェブ」を25日から公開する。掲載する内容は▽品目の名称▽疾病の解説▽開発企業▽臨床試験の名称・内容▽治験参加基準▽治験の進展状況▽治験実施医療機関▽問い合わせ先--など。
希少疾病の患者や主治医にとっては治験に参加できる医療機関の情報を入手しやすくなるメリットがある。治験医療機関は被験者を効率的に集めて治験を迅速に進めることが期待できる。
開設当初に公開するのは6つのオーファンドラッグ。こられは厚生労働大臣から指定を受けた中で、基盤研が希少疾病用医薬品・希少疾病用医療機器開発振興事業で支援し、2011年度に助成金を交付した品目のうちで、治験実施中でかつ開発企業から情報提供の協力が得られたもの。
将来的には厚生労働大臣から「希少疾病用医薬品・医療機器」の指定を受けた品目すべてにちて治験情報を公開していく予定。2月中旬現在で医薬品は262品目、医療機器は23品目が希少疾病用に指定されている。
アドレスは「http://www.nibio.go.jp/orphan/」