2010年夏の参議院選以降、空席だった日本薬剤師会の専務理事の候補に、製薬企業在職中の寺山善彦氏が決まった。寺山氏は北海道大学農学部出身、明治製菓入社後、研究・生産技術関係に従事。現在はMeiji Seikaファルマ研究開発管理部長の職にあり、6月23、24日の日薬定時総会の決議を経て正式に専務理事に就任する予定。16日午後、緊急会見した。
会見で児玉孝会長は、人選に当たり「人物本位で選ばせていただいた。6月1日から会長付とし、病院や薬局など現場も見てもらう」とした。
寺山氏は「薬剤師会は医療に貢献する大切な団体と認識していたが、今後、会長、各役員の指示・指導を受け、貢献したい」と意欲を示した。