メルクセローノは、1日付で新社長にスイス本社最高執行責任者(COO)オフィス室長のパリス・パナヨトプロス氏が就任したと発表した。
今回の社長交代について、同社は「グローバル本社の決定」と説明している。
新社長に就任したパナヨトプロス氏は、1974年ギリシャ生まれ。95年にロンドン大学を卒業後、96年に英クランフィールド・ビジネススクール・オブ・マネジメントでMBAを取得。米イーライリリーを経て、04年にメルクセローノに入社後、不妊・内分泌代謝領域の西欧地域の統括責任者、スイス本社のCOOオフィス室長を務めてきた。
パナヨトプロス氏は、「重点領域の癌と不妊治療領域の市場で主導的な地位を強固なものにし、今後も頭頸部癌などのアンメットニーズを満たすべく、日本の医療に貢献していきたい」と抱負を語っている。