国民健康保険中央会の速報集計で、75歳以上を対象とした後期高齢者医療制度の2011年度医療費総額が対前年度比4・7%増の13兆1884億円だったことが分かった。このうち調剤は2兆1641億円で9・9%伸びた。東日本大震災の被災医療機関の概算請求分は除いて、国民健康保険団体連合会が審査確定した数値。稼働日数は前年度より1・0日多かった。
医療費総額の拡大要因としては、被保険者数が年間平均で3・0%増加して1452万人となった影響が大きく、単価である1人当たり医療費は90万8543円で1・6%増にとどまった。1人当たり医療費を分解すると、1人当たり受診日数は1・4%減の53・23日、1日当たり医療費は3・1%増の1万7067円となっている。
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