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【ノバルティスファーマ】「タシグナ」の早期浸透急ぐ‐淺川本部長「CMLに照準、血液癌領域を強化」

2012年08月03日 (金)

 ノバルティスファーマは、オンコロジー事業本部の最重要課題として、慢性骨髄性白血病(CML)治療薬「タシグナ」の早期浸透に取り組む。同社が販売する抗癌剤「グリベック」に抵抗性を示すCML患者にタシグナの処方提案を進め、市場シェアを確保していく戦略を打ち出す。取締役オンコロジー事業本部長の淺川一雄氏は、本紙の取材に、「グリベックは消化管間質腫瘍(GIST)と急性リンパ性白血病(ALL)、タシグナはCMLをターゲットに事業展開を進め、血液癌領域の事業基盤を強化したい」と話している。

個別化医療対応も重要課題

 同社は、7月にオンコロジー事業部の組織再編を行い、血液癌と固形癌の二つの事業部を傘下とする事業本部制を導入した。新体制では、血液癌と固形癌の二つの組織に分け、これまで分離独立していた営業・学術・マーケティングの機能を集約。両事業部内でMRと学術・マーケティング部門の連携を強化することで、専門性の高い営業体制の構築を目指す。


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