トリオンフ社長
サノフィ・パスツール日本法人のトマ・トリオンフ社長は2日、都内で記者会見し、9月から定期予防接種として導入される単独不活化ポリオワクチン(IPV)「イモバックスポリオ皮下注」について、「生ポリオワクチン(OPV)からIPVへの切り替えは重要で、正しい方向への第一歩になる」と意義を強調。その上で、9月の接種開始から来年3月までの間に、480万回分の供給量を予定していることを明らかにした。
IPVをめぐっては、OPVがまれにワクチン関連性麻痺を引き起こすのを背景に、厚生労働省がOPVからIPVに切り替える方針を打ち出していた。同社は、厚労省の要請を受け、昨年7月に単独IPVのイモバックスポリオの国内治験を開始し、今年4月に承認を取得。9月には国内の定期予防接種として、OPVとの一斉切替で導入される見通しだ。
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