◆病棟薬剤業務実施加算の新設以降、各施設の薬剤師獲得合戦に、一段と熱が入っている。採用時期を前倒しして募集をかける施設もあるようで、来年以降も争奪戦が続くことが予想される。一方で報酬上の後押しがない時代から、必要な薬剤師数を確保し、適正な待遇を得ている施設もある
◆どの施設も薬剤師の努力に変わりがないとしたら、一体何が違うのだろうか。取材をしていて、その鍵は薬剤部長・科長にあると痛感した。薬剤師の努力が病院側に認められ、待遇につながるかどうかは、ひとえに薬剤部長の手腕にかかっていると言えそうだ
◆記者の独断で恐縮だが、そうした部長の特徴は、良い意味で一癖ある人物が多い。策士というと聞こえが悪いが、ある時は押しの強さで、ある時はエビデンスを用いて冷静に、ある時は根回しをも使い、薬剤師の存在を病院に認めさせる手腕に長けている
◆取材を通じて薬剤師のまじめさにはいつも感心させられるが、部門長となる人物には、やはりどこか一筋縄ではいかないところが必要なのだろう。
薬剤師獲得合戦のキーマンは
2012年08月17日 (金)
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