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臨床研究中核病院・グローバル拠点、分かってきた具体的構想‐成果の社会還元を目指して

2012年08月22日 (水)

 厚生労働省が今年度から整備する「臨床研究中核病院」5機関と「日本主導型グローバル臨床研究拠点」2機関の具体的構想が分かってきた。医薬品・医療機器の開発や新規治療法の確立に向けて、自らICH‐GCPに準拠した国際水準の臨床研究を立案して実行するだけでなく、「ARO:Academic Research Organization」として他施設をどう支援するのか、各機関の整備目標を厚労省がホームページで公表している。

臨床研究中核病院

北大病院‐信頼される臨床研究

 臨床研究中核病院(表参照)のうち北大病院は、研究シーズとして世界初の分子追跡陽子線治療装置や、道内に患者が約640人存在すると推定される難治性神経疾患「多系統萎縮症」の治療薬などがある。多施設共同研究として拡張期心不全に対するCa拮抗薬治療の有効性の検証も進め、心不全治療のエビデンス創出も目指す。


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