【新製品】機能性サポーター、ワコールと共同開発‐「パテックス」ブランドから発売 第一三共ヘルスケア

2012年08月24日 (金)
第一三共ヘルスケアのサポーター(右)とワコールの製品
第一三共ヘルスケアのサポーター(右)とワコールの製品

 第一三共ヘルスケアは、女性用下着メーカー大手のワコール(本社京都市)と共同で、“装着部位の安定”と“快適性”を追求した機能性サポーターを開発した。人間工学に基づき開発されたワコールの機能性コンディショニングウェアブランド「CW‐X(シー・ダブリュー・エックス)」の機能を、日常生活にも手軽に取り入れられる仕様としたもの。第一三共ヘルスケアでは22日から、「パテックス」ブランドより「パテックス機能性サポーター」の名称で薬系ルートを通じ新発売した。一方、ワコールでも「CW‐X」ブランドより「CW-X POINT GUARD(ポイントガード)」の名称で、今月下旬から百貨店・専門店等のスポーツ売場で発売する。

 ワコールでは、女性の身体を形・動き・心地よさの観点から科学的に研究し、モノづくりに生かす研究開発部門として、1964年にワコール人間科学研究所を設立している。4歳から69歳まで毎年約1000人の女性の人体計測を行い、そのデータ集積数は延べ4万人以上に達するという。この研究所から生まれたのがコンディショニングウェア「CW‐X」で、トップアスリートからも高い評価を得ている。

 両社では今回、サポーター市場におけるニーズの高まりを背景に、インナーウェアメーカー・医薬品メーカーの双方の視点で、日常生活上の使用に求められるサポーターの性能について検討を行い、装着時の快適性をも追求した機能性サポーターを企画・開発した。

 「パテックス機能性サポーター」は、ひざ用(右脚・左脚共用)と腰用(男性用、女性用)の2種類。「ひざ用」は、独自のテーピング原理に基づいたロングタイプのサポーターで、ひざ関節だけでなく、大腿四頭筋までトータルサポートし、ひざ関節を安定させ、衝撃を緩和する。

 独自のズレ軽減機能も特徴で、上下に使用したナノテクノロジー素材表面のナノサイズ凸凹が、大きなグリップ力を発揮し、上下のズレを軽減する。また、吸汗素材を採用しており、汗が毛細管現象で繊維と繊維の隙間に吸い上げられ、生地表面から蒸発するのでムレにくい。

 「腰用」は、パーツごとに伸びる方向が違う生地を縫い合わせたカットソーで、立体3D構造となっている。内蔵された4本のしなやかな樹脂ボーンが、背骨に沿って腰を面でサポートする。3層構造パワーネットは、内側は柔らかく、外側はしっかりした素材なので、腹筋と背筋のバランスをサポートし、腰を安定させて動きやすくする。

 「ひざ用」は、黒とベージュの二つのカラー、M・Lサイズがあり、税込み希望小売価格は各2100円。「腰用」は、男性用(黒)、女性用(ベージュ)ともM・Lサイズがあり、各6300円。

 TVCMについては9月下旬から全国放映の予定で、『パテックスはサポーターを0(ゼロ)から考え直しました。』のキャッチコピーと共に、「製品特徴である装着部位の“安定と快適性”を伝えていく」(同社)という。

 ワコールの「CW-X POINT GUARD」は、ひざ用、腰用のほか、足首・ふくらはぎ用の3タイプをラインナップしている。



‐AD‐

この記事と同じカテゴリーの新着記事

HEADLINE NEWS
ヘルスデーニュース‐FDA関連‐
新薬・新製品情報
人事・組織
無季言
社説
企画
訃報
寄稿
新着記事
年月別 全記事一覧
アカウント・RSS
RSSRSS
お知らせ
薬学生向け情報
書籍・電子メディア
書籍 訂正・追加情報
製品・サービス等
薬事日報 NEWSmart
「剤形写真」「患者服薬指導説明文」データライセンス販売
FINE PHOTO DI/FINE PHOTO DI PLUS
新聞速効活用術