第74回九州山口薬学大会が16、17の両日、「今、薬剤師は求められている。~新薬剤師時代、シームレスな医療連携~」をテーマに、北九州国際会議場(北九州市)で開かれた。今年の大会は、昨年の東日本大震災での薬剤師の救護活動における高い評価や6年制薬剤師元年を踏まえて、医療のIT化や在宅医療の推進など新薬剤師時代を見据えたディスカッションを展開。真の医薬分業を完成させるための礎となる学会となった。
大会実行委員長で九州山口薬剤師会会長の藤野哲朗氏(福岡県薬剤師会会長)が、「国難の不況の中、医療保険制度の適切な運営においてはシームレスな医療連携が必要不可欠になる」とした上で、「医療連携では、各医療職種が、役割と特性を知った上で正しく手を携えねばならない。われわれは、他の職種から求められる薬剤師になることが肝要である。本大会が、薬剤師が発展する方向性を示す場となれば幸いである」とあいさつした。
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