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6年制で研究衰退に危惧‐院生は激減、教員も意識変化

2012年10月17日 (水)

薬学会関東支部大会で議論

 6年制薬学生の基礎研究力は、4年制薬学生と比べて向上しているか――。13日に都内で開かれた日本薬学会関東支部大会のシンポジウムでは、基礎研究の観点から6年制カリキュラムが検証された。修士課程大学院生の激減、教員の学部学生教育への過重な負担により、学生・教員の研究力低下や意識変化につながることに危惧が示される一方で、臨床現場で実務実習を経験したことが基礎研究を行う動機づけになった学生の事例も6年制のメリットとして紹介された。

 東京薬科大学薬学部天然医薬品化学教室の竹谷孝一氏は、「6年制カリキュラムの中で、研究者の素養を育てるのは困難」と実感を語り、「ほとんどの研究室に卒論生が急増しているが、修士課程の大学院生はいない」と指摘。「病院・薬局実務実習、CBT評価などへの対応が教員の過重負担になっている」と訴え、大学院生の激減により、卒論指導の後退や新たな研究課題への取り組みが難しくなるなどの課題を挙げた。


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