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【サンスター】2011年に連結で2000億円達成へ

2007年04月19日 (木)

今後の展望を語るサンスター安岡社長
今後の展望を語るサンスター安岡社長

 サンスターの安岡重人社長は都内で開いた懇談会で、株式公開買い付け(TOB)の経緯について触れ、「これまで進めてきたグローバル化をさらに進めるための新たな一歩であり、今後は事業及び組織の抜本的な再構築を行い、真のグローバルな経営体制の実現を目指していく」と話した。サンスターではMEBO(経営陣と従業員による企業買収)に向けてTOBを実施したが、先月16日にTOBが成立したことを発表している。今後、上場廃止後はスイスに持ち株会社を設立し、サンスターグループ経営機能の中核を設置することで、世界市場におけるグループの成長を加速させる考えだ。

 サンスターの中核事業はオーラルケア。日本市場ではトップレベルのシェアを有し安定的に推移しているものの、日本市場に依存した成長には限界があると考え、これまで海外事業の強化を図ってきた。北米市場では米国連結子会社による主力商品の大手小売店への積極的な商品導入を行い、欧州市場ではスイス連結子会社の統括のもとで薬局や歯科医院を中心に新商品を投入するなど、北米及び欧州では順調に売り上げを伸長させている。東アジア市場でも、中国の連結子会社による台湾の薬局チェーンにおける商品展開の強化や、中国及び韓国における歯科医院向けの事業拡大に取り組んでいる。

 サンスターグループの連結売上高は約700億円で、うち日本が約75%を占める。海外での売り上げは成長率は高いものの、全体の約25%にとどまっている。真のグローバル企業となるためには、単に海外事業を強化するだけでなく、世界の大手企業と戦える事業・経営体質を備えることが必要との考えから、日本での事業は引き続き拡大を目指す一方、海外での販売比率を大幅に引き上げ、世界で飛躍する企業への転換を図っていきたい考えだ。

 スイスにグループ経営機能の中核となる事業統括管理会社を設置したが、その理由については、[1]ブランドイメージの良さ(Made in Switzerlandによる製品付加価値の向上)[2]研究開発面(医薬品業界従事者の生産性の高さ、医療技術クラスターの存在)[3]グローバル人材を確保しやすい[4]欧州でも安定した労働環境[5]政府、州のサポートが他の国に比べて充実している――などを挙げている。

 安岡社長は、「2011年に連結で2000億円を実現し、この時点で日本と海外の売り上げ比率50対50というのが一つのビジョンだ。2年前に事実上の本社を海外に移行したグループ会社のサンスター技研は、売り上げ(約400億円)の5割ほどは海外でのもので、2011年には技研が1000億円、サンスターが2000億円の、グループでトータル3000億円というのが社内的な大きな目標であり、今回のMEBOにより得られた“全員一体の経営”でこれを実現していきたい」と抱負を語った。




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