アトピー性皮膚炎発症に関連する新たなゲノム領域八つを、理化学研究所ゲノム医科学研究センター呼吸器疾患研究チームと九州大学、慶応義塾大学、東京慈恵会医科大学を中心とする共同研究グループが、ゲノムワイド関連解析の結果、発見した。この成果は今後、臨床研究での仮説立案や治療標的分子の絞り込みに役立つと期待されている。
アトピー性皮膚炎患者の多くは、遺伝的なアトピー体質を持っている。治療ガイドラインの普及により、良好に皮膚炎をコントロールできるようになってきているが、適切な治療を行っても効果が少ない難治性の症例も存在することから、科学的な病態の解明や、それに基づく治療法の確立が急務だ。
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