第1回アジア太平洋セルフメディケーション協会(APSMI)総会が19、20の2日間、韓国製薬協会(KPMA)の主催により、ソウル市の国際会議場で開かれ、アジア諸国や欧米から約400人が参加し、日本からも50人以上が出席した。テーマは「セルフケアが切り開く未来」で、アジア太平洋諸国ともに高齢化社会、健康保険財政悪化の恐れが共通する認識であり、その解決策の一つとしてセルフメディケーションが重要で、この推進のためには「生活者の啓発、地域薬局の役割が極めて重要である」ことを確認した。
今回は世界セルフメディケーション協会(WSMI)の第9回アジア太平洋地域会合との併催で、開会式ではWSMIのGuo会長、APSMIの佐藤誠一会長、ホスト協会であるKPMAのLee理事長があいさつ。総会では佐藤会長が座長を務め、APSMIの活動報告や研究成果、討論が行われた。OTC薬をめぐる市場動向・政策などのセッションでは、日本OTC医薬品協会の吉野俊昭会長が「生活者教育」で講演した。
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