
大正製薬は、抗アレルギー薬「ケトチフェンフマル酸塩」に、鼻づまり症状を素早く改善する血管収縮薬「ナファゾリン塩酸塩」を配合した点鼻薬「パブロン点鼻クイック」(第1類医薬品)を、9日から新発売した。これら2成分をダブルで処方した点鼻薬は日本で初めて。初年度販売目標額(発売日より1年間の出荷額)は2・3億円としている。
ケトチフェンフマル酸塩は、アレルギーを元から抑える抗アレルギー作用、起きてしまった症状・炎症を鎮める抗ヒスタミン作用、そして抗炎症作用というように“トリプル作用”を有する優れた抗アレルギー薬であるが、一方で、つらい鼻づまりに対する速効感が少なかったという製剤でもあった。
今回新発売した「パブロン点鼻クイック」には、鼻アレルギーによるつらい鼻づまりに効果を発揮する「ナファゾリン塩酸塩」も配合し、血管を収縮させることで症状を抑える。従来品の「ケトチフェンフマル酸塩」単味製剤に比べて、鼻水・鼻づまりに優れた効果を示すのが特徴。
税込み希望小売価格は、15mL1449円。