◆薬学の教育年限が4年から6年に延びた空白期間の影響もあって、今春に卒業した薬学教育6年制第1期生には求人が殺到した。現場の薬剤師不足はまだ解消されておらず、今後も求人が求職を上回る傾向が続きそうだ
◆病院でも、特に地方や薬系大学がないエリアでは顕著に「薬剤師を増やしたくても採用できない」との声を聞く。ある地方の病院では、専門薬剤師への手当の新設を検討しているそうだ。職能に対する評価というよりも、待遇を良くし、薬剤師を確保することに真の狙いがある
◆その一方で、多数の新卒薬剤師の確保に成功した病院もある。薬剤部長に聞くと、各地での講演などを通じて日頃から薬剤師の業務内容を対外的にアピールしていること、そして様々な機会を通じて薬系大学教員とパイプを作っておくことが秘訣という
◆療養型病院で、新卒薬剤師を採用できた事例もある。そこでの産休・育休取得率は100%。子育て中の薬剤師を皆で支え合う文化が醸成されている。職場環境の整備も重要な要素だ。
薬剤師を増やしたくても
2012年12月14日 (金)
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