政府は15日、緊急経済対策の裏づけとなる2012年度補正予算案を閣議決定した。厚生労働省は、▽成長による富の創出▽暮らしの安心・地域活性化▽復興・防災対策――の3分野に重点を置く緊急経済対策関係で7034億円規模の施策を盛り込んだ。
「成長による富の創出」分野では、臨床研究中核病院を新たに5施設追加選定すると共に、既に選定されている中核病院、早期・探索的臨床試験拠点の設備を整備する事業に33億円、国内の製薬企業が開発途上国でリーシュマニア症やシャーガス病などの顧みられない熱帯病(NTD)の治療薬開発を支援する事業に7億円を計上。医薬基盤研究所で、創薬支援業務の強化に必要な研究機器設備の整備に12億円を充てる。
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