
小林氏
先に京都市で開かれた第16回近畿薬剤師学術大会では、在宅医療の現場で薬局薬剤師がチーム医療の一員として奮闘している事例が報告された。医師の訪問診療前に薬剤師が患者宅を訪問し、フィジカルアセスメントを活用して患者の容態を把握した上で、その情報を医師に提供している事例や、在宅医療に特化した薬局を設置したところ訪問薬剤管理指導の依頼が増えた事例などが紹介された。
情報共有を意識し実践
小林篤史氏(京都府薬剤師会地域医療委員会)は、在宅でがん患者の緩和医療に関わったことを報告。「医師から処方箋が出る前に患者の状態を把握し、在宅チームの中で情報共有することを意識して取り組んだ。バイタルサイン、フィジカルアセスメントをツールとした」と語った。
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