政府は22日、内閣官房の医療イノベーション推進室を改組し、「健康・医療戦略室」を設置した。安倍内閣では、医療関連産業の育成を成長戦略の柱の一つに位置づけており、司令塔としての機能を強化し、産業の国際競争力を高める体制をより充実させる。室長には、地域活性化担当の和泉洋人首相補佐官が就任した。
菅義偉官房長官は21日の定例会見で、医薬品・医療機器分野について「世界的にも今後、成長が見込まれる重要な産業。安倍内閣の成長戦略にとっては、極めて重要な分野だと思っている」との認識を示した上で、「私の直轄組織として各府庁、横断的な強力な実施体制を作り、実行に移していきたいと考えている。明日にでも新しい組織を立ち上げたい」と述べ、戦略室の設置を明らかにした。
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