高品質・高生産性を実現
沢井製薬が約100億円を投じた同社最大級の新たな内服固形製剤製造棟を千葉県茂原市の関東工場内で稼働させた(写真)。ヒトとモノの動線を分離した自動搬送システムや交差汚染防止装置で高品質・高生産性を達成すると共に、照明にLEDライトを採用するなど、環境に配慮した設計によって無対策時に比べて約40%の省エネルギー化を実現した。今月中には実生産を開始する。
新工場の延べ床面積は事務・品質管理棟を合わせて2万4551m2。製造棟は5階建てで年間生産能力は20億錠を誇る。従来の5・4億錠の4倍近い水準となり、沢井製薬全体として80億錠の生産規模を確保した。さらに機械を追加導入すれば40億錠まで増強でき、兵庫県にある現主力の三田工場の30億錠を凌ぐ。
* 全文閲覧には 薬事日報 電子版 » への申込みが必要です。