主力品特許切れ乗り越え
第一三共は、2013~17年度の第3期中期経営計画を発表した。主力の高血圧症治療薬「オルメサルタン」の特許切れが控える中、抗血小板薬「プラスグレル」と抗凝固薬「エドキサバン」の最大化と、印子会社「ランバクシー」との事業連携により年率5%成長を目指す。17年度には、売上高1兆3000億円、営業利益2000億円、純利益1100億円を達成する方針だ。
第2期中計は、12年度見込みの売上高で1600億円、営業利益で800億円の未達となる見通し。オルメサルタンとプラスグレルの未達と、米国におけるランバクシーの申請データ改ざん問題が影響した。全世界で成長基盤を拡充したものの、収益拡大に課題を残した。