病院・薬局両薬剤師が対象
日本臨床腫瘍薬学会(JASPO)は、独自に「外来がん治療認定薬剤師」制度を立ち上げる。病院薬剤師と薬局薬剤師の両者が対象で、早ければ、来年3月の学術大会までには初の認定者を輩出したいと現在、申請資格等の詳細を詰めている。癌治療に対する知識・技術や患者サポート能力を備えた薬剤師を養成していく。
外来化学療法の急速な普及と、分子標的薬や経口抗癌剤の登場などで、癌治療は今や病院内で終結するのではなく、院外での対応が重要になってきている。また、経口抗癌剤は副作用が軽減されたわけではなく、従来の注射剤などと同等の副作用が発生することなど、病院薬剤師ばかりでなく、院外処方箋を取り扱う薬局薬剤師も十分な知識・技術が必要になる。
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