◆腰痛の人は全国で2800万人に上り、40~60代の約4割が腰痛で悩んでいるとの厚労省研究班の推計が公表された。腰痛は、椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭窄症、背骨の癌などによって惹起するが、2800万人のうち原因不明は8割を占める
◆日本整形外科学会など関係学会の腰痛診療指針では、原因不明の腰痛には、抗炎症薬や鎮痛薬などの薬物療法が強く推奨されている。3カ月以上痛む場合でも、安静にするのではなく、ストレッチやウォーキングなどの適度な運動を勧めている
◆また、腰痛にストレスが関与していることも分かった。腰痛に関する国内外の論文でも、うつ状態や仕事上の不満、人間関係に悩みがあると、腰痛になったり、治りにくくなると指摘している。さらに、ストレスによる腰痛の有効な治療薬として、抗不安薬や抗うつ薬を挙げている
◆世の中のあらゆる疾患や障害は、メンタル面と深く関与しており、腰痛も例外ではない。原因不明の腰痛予防は、適度な運動をしてストレスをためないことに尽きると痛感した。
腰痛は2800万人
2013年04月01日 (月)
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