東京都薬剤師会の山本信夫会長は、このほど開かれた2012年度東京都薬事審議会で、違法ドラッグ対策の強化の一環として、学校薬剤師の活用を訴えた。審議会では都から新年度の脱法ドラッグ対策の方針・施策、薬物乱用防止推進計画の方向性、都地域防災計画で医薬品との供給体制の見直しなどについて報告があり、意見交換を行った。
都の新たな違法ドラッグ対策では、販売店調査はこれまで繁華街中心だったが、重点地区を拡大し都内全域に監視の目を広げることにしている。また、インターネットを介した情報収集と購入事例が多いことから、ネット検索サイトで“脱法ドラッグ”などキーワード入力をすると薬物の危険性を訴える警告(アラート)を表示させ、そのメッセージから薬務課のサイトへ誘導し、正しい知識を啓発する仕組みを取り入れる。
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