国内後発品事業で長期戦略的業務提携を今年スタートさせたファイザーとマイラン製薬は、マイラン製品のファイザーへの販売移管を順次進め、委託販売製品を除き、5月から両社ロゴ入りパッケージの共同ブランド製品の販売を開始する。6月には免疫抑制剤「タクロリムス」、抗アレルギー剤「オロパタジン」、経皮吸収型鎮痛・抗炎症剤「ロキソプロフェン」、抗菌点眼剤「レボフロキサシン点眼液」を上市する予定で、さらに125製品以上の開発を進める。
両社の提携は資本提携を含まず、ファイザーがマーケティング・販売、マイランが開発・製造を主に担う。1月からマイラン側のMRなど約200人がファイザーに出向。処方元の病院・診療所と近隣薬局は引き続きファイザーが担当し、ファイザーが弱かった一般の調剤薬局にマイランが集中することで、効果的な情報提供活動を展開する。取り扱い製品は販売移管によって年内にもファイザー品を含めて合計300製品以上に強化する。販売はファイザーのチャネルを使う。
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