◆秋から次期診療報酬改定に向けた審議が中医協で本格化する。病院薬剤師の関係では病棟薬剤業務実施加算の拡充が焦点になると思われるが、薬局薬剤師は調剤報酬で何を求めていくのか
◆適切な薬物療法のためにきめ細かな薬学的管理指導やGE薬を含む薬剤選択に力を入れたり、在宅医療を積極展開する薬局にとっては現行点数には不十分な部分があるかもしれない
◆最近、健保組合関係者に薬局の役割をどう考えているか尋ねると、「あまり考えたことがない」との回答が返ってきた。GE薬の使用促進では重要なプレーヤーだが「処方箋どおり調剤するだけ」という印象が本音のようだ。面分業にメリットがあるのは事実だが、保険者の理解さえ得られない状況では心もとない
◆医療保険財政の厳しさが増す中、ここ数回の改定では特に調剤報酬に対する風当たりが強い。中医協で調剤報酬を議論する機会は多くない。“診療側の一員として”ではなく、“薬局・薬剤師として”何を主張していくのか、早い段階で薬剤師会に明確にしてもらいたい。
「処方箋どおり調剤するだけ」という印象
2013年09月04日 (水)
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