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2型糖尿病患者における「重症低血糖」は心血管病リスクに関連

2013年09月25日 (水)

◆2型糖尿病患者における「重症低血糖」が、心血管病リスクに関連するという。国立国際医療研究センター糖尿病研究部による90万人以上を対象とした研究で明らかになった
◆米国やカナダで2型糖尿病の心血管合併症抑制を目的に実施されたアコード試験では、強化治療群(HbA1c平均値6・4%)の総死亡が標準治療群(7・5%)に比べ約22%増加した。それまで単に血糖値を低くコントロールすればいいと考えられていたが、逆に死亡が増えてしまったという結果は世界的に注目を集めた
◆アコード試験の強化治療群死亡者は、その後の研究で厳格な血糖管理によって「重症低血糖」が高い頻度で起こっていたことが分かった
◆2型糖尿病の新しい治療薬として低血糖の発現が少ないDPP‐4阻害薬が登場し、SGLT2阻害薬の開発も進められている。その一方で、重症低血糖の予防策が確立され、重症低血糖を予防しながら血糖コントロールが行われ、ひいては心血管病発症予防につながることを期待したい。



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