◆朝夕の冷え込みに秋の気配を感じるようになった。秋といえば「食欲の秋」だが、各方面で「日本の食文化」を見直す動きが出ている。昨年3月にユネスコの無形文化遺産として「和食;日本人の伝統的な食文化」を政府が提案しており、今年12月には登録の可否が決定される
◆その申請概要では「多様で新鮮な食材とその持ち味の尊重」「栄養バランスに優れた健康的な食生活」「自然の美しさや季節の移ろいの表現」「年中行事と密接にかかわった食事の時間を共にすることで、家族や地域の絆を強化」の4点を挙げ、提案している
◆昨今の日本食文化は、欧米化や簡便化などで失われつつあるのが現状。特に若年層を中心に、栄養バランスを無視した食事構成や朝食の欠食等、基本的な食生活の乱れは、改善すべき喫緊の課題でもある
◆一方、和食はグローバル的にも健康食としての認知度は高い。医食同源という言葉通り、バランスのとれた食事は病気を防ぐことにもなる。伝承されてきた和食の原点に立ち戻り「食」を見直す秋にしたい。
「食」を見直す秋に
2013年10月23日 (水)
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