セロトニン5‐HT3受容体拮抗剤「イリボー」(一般名:ラモセトロン塩酸塩)の新剤形として、OD錠を男性における下痢型過敏性腸症候群の適応症で発売した。規格は2・5μgと5μgの2種類がある。
イリボーはセロトニンによって便通異常を引き起こしたり、脳に痛みを伝える5‐HT3受容体を選択的に阻害して消化管運動亢進に伴う下痢や排便亢進を抑えると共に、大腸痛覚伝達を抑制して腹痛や内臓知覚過敏を改善する。
今回のOD錠は消化性潰瘍・胃炎治療薬のガスター、排尿障害改善剤のハルナール、過活動膀胱治療剤のベシケアにも適用した独自の製剤技術を生かして開発した。