ヒューマンサイエンス財団=第43回総合研究セミナー「自己免疫疾患治療の現状と分子標的治療薬への展望」を28日午後0時55分から、東京品川の東京コンファレンスセンター・品川で開く。
同セミナーの企画に当たっては、厚生労働省の自己免疫疾患に関する調査研究班の住田孝之班長(筑波大学)の協力を得た。第1部では、昨年1月に厚生科学審議会疾病対策部会難病対策委員会が提言「わが国の難病対策の変革について」をまとめたことを受け、住田氏や厚労省担当者がわが国の難病対策の方向性について講演する。
第2部では、自己免疫疾患(シェーグレン症候群、全身性エリテマトーデス、全身性強皮症)治療の現状と新規分子標的薬について、その病態解明の現状と新しい治療法も含めた講演を予定している。第3部では、自己免疫疾患制御の新しいアプローチとして、最近の免疫学での進歩を視野に入れた自然免疫、ヘルパーT細胞分化制御、疾患特異的iPS細胞の研究活用について紹介し、さらに、製薬企業からの難病のアプローチについても解説する。
問い合わせ先は、同財団(担当:山下剛一氏)(TEL03・5823・0361、FAX同0363)まで。