千里ライフサイエンス振興財団=新適塾特別版「山村雄一記念ライフホール開設記念講演会」を4月23日午後1時10分から、豊中市の千里ライフサイエンスセンタービルで開く。
故山村雄一氏の寄付で設立された大阪臨床免疫学研究奨励会は、四半世紀にわたり運営されてきたが、このほど一つの節目を迎え財団解散となった。その残余金は千里ライフサイエンス振興財団に寄付されることとなった。このため、2014年度から同センタービル5階のライフホールを「山村雄一記念ライフホール」と改名し、山村氏の業績を後世に伝えることとなった。
今回、その記念として同財団の人材育成事業の大きな柱の一つである新適塾の特別版を同ホールで開くことになった。
講演会では、[1]神経回路を編む(発達期の脳形成)=山本亘彦(阪大教授)[2]中枢神経回路の障害と修復のメカニズム=山下俊英(同)[3]核酸創薬の新展開=小比賀聡(同)[4]網膜視細胞発生の分子機構=古川貴久(同)[5]上皮管腔組織形成とその異常によるがん=菊池章(同)[6]「貼るワクチン」の開発を目指して=中川晋作(同)――の6氏がそれぞれの分野のトピックスを紹介する。
問い合わせは、同財団(担当:湯通堂隆氏、TEL06・6873・2001、FAX同2002)まで。