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【参天製薬】抗エンドグリン抗体を導入‐加齢黄斑変性などの治療薬で

2014年03月07日 (金)

 参天製薬は、米トラコン・ファーマシューティカル社が保有する「TRC105」を含む抗エンドグリン抗体について、同社と3日付でライセンス契約を締結し、眼科疾患領域における研究開発権と全世界での販売権を取得した。滲出性加齢黄斑変性(wetAMD)などの眼科疾患治療薬として開発する計画だ。トラコン社に、1000万ドルの契約一時金、開発や販売の進捗に応じたマイルストンを支払う。

 エンドグリンは血管内皮細胞に存在する受容体。病態時の血管新生にかかわっている。参天は今後、病態の発生や増悪に血管新生が関係するwetAMDなどの治療薬として研究開発を進める。抗血管内皮細胞増殖因子(VEGF)製剤との併用や、単剤投与の可能性などを検討する。


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