◆新たな年度が始まった。2014年度の入試を振り返ると、どの薬系大学も概ね志願者が増え、好調に推移した模様だ。志願者増に伴って学力の高い学生を確保できることは、各大学にとって大きな喜びだろう
◆他学部卒業生が就職に苦労する中、薬剤師不足を背景に就職が好調な薬学部は、受験生やその親の目には魅力的な学部として映るらしい。比較的高額な学費を6年間払っても見合うと判断され、志願者が増えたという。ゆとり教育を受けた最後の世代が浪人を避け、全体的に併願が増えた影響もあったそうだ
◆薬学教育6年制の開始当初は、2年間の年限延長に加え、薬学部を新設する大学の増加によって、各薬系大学の志願者が減少。大幅な定員割れを余儀なくされる大学も出現した。近年、その状況は改善されつつある
◆今後、いつまで好調を維持できるのか、気になるところだ。薬学部の魅力とは、すなわち薬剤師の魅力だ。薬剤師不足の解消が薬学部人気の低迷を招かないように、薬剤師の需要を開拓し続ける努力が欠かせない。
薬学部の魅力とは
2014年04月02日 (水)
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