第一三共は、印ジェネリック薬子会社「ランバクシー・ラボラトリーズ」に関して、ジェネリック薬(GE薬)世界第5位の印サン・ファーマシューティカル・インダストリーズと吸収合併し、実質的な支配権を手放すと発表した。サンは株式交換により、ランバクシーの全株式を取得し完全子会社化する一方、第一三共は新会社の全株式の約9%を取得し主要株主になる。米FDAから禁輸措置を受けているランバクシーの4工場については、今年末をメドとする合併完了後、サンの主導で問題解決を図る考え。中山讓治社長は7日、記者会見で、「新薬とGE薬のハイブリッドビジネスを進展させるため、ランバクシーの事業基盤と相互補完性が強いサンとの提携を選んだ」と説明した。
サンは、1983年の設立で、印ムンバイを本拠とするGE薬メーカー。慢性疾患領域に強く、2013年3月期売上高は1932億円、営業利益845億円と印第2位。ランバクシーとの合併で売上規模は約43億ドルに達する見通しだ。
* 全文閲覧には 薬事日報 電子版 » への申込みが必要です。