独ベーリンガーインゲルハイム(BI)の2013年通期業績は、売上高が現地通貨ベース対前年比1・4%増の141億ユーロ(約1兆8282億円)だった。営業利益は21億ユーロ(約2723億円)で、売上高営業利益率が2・4ポイント上昇して15%となった。14年は「革新的医薬品の市場環境が好転することはない」(アンドレアス・バーナー会長)と見込んでおり、売上高は13年と同水準で推移すると予測する。
医療用医薬品の売上高は110億ユーロ(約1兆4263億円)で1・4%増(ユーロベース4・5%減)となり、総売上高の77%を占めた。抗凝固薬「プラザキサ」が16%増の12億ユーロと大きく伸びた。最主力のCOPD治療薬「スピリーバ」が3・8%増の35億ユーロと堅調だった。このほか13年は不可逆的ErbBファミリー阻害薬「ジオトリフ」によって米欧で腫瘍領域に参入。日本でも5月に発売を予定している。
* 全文閲覧には 薬事日報 電子版 » への申込みが必要です。