薬事・食品衛生審議会医薬品第二部会は26日、サノフィの国内初となる髄膜炎菌ワクチン「メナクトラ」、中外製薬のALK融合遺伝子陽性の非小細胞肺癌治療薬「アレセンサカプセル」など、7件の新薬等を審議・了承した。
▽メナクトラ筋注(サノフィ):新有効成分の4価髄膜炎菌ワクチン(ジフテリアトキソイド結合体)を含有し、髄膜炎菌(血清型A、C、Y、およびW‐135)による侵襲性髄膜炎菌感染症の予防を効能・効果とする。
髄膜炎菌は、髄膜炎や敗血症の起炎菌となる病原体で、罹患すると頭痛や発熱、悪寒などの症状を呈する。死亡率は髄膜炎で7~19%、敗血症で18~53%と報告されている。主に中央アフリカで感染が報告されており、同ワクチンは渡航者向け。厚生労働省の「医療上の必要性の高い未承認薬・適応外薬検討会議」で開発要請されていた。
* 全文閲覧には 薬事日報 電子版 » への申込みが必要です。