武田薬品=「タケルダ配合錠」はPPIのランソプラゾールと低用量アスピリンを組み合わせた日本初の薬剤。胃潰瘍や十二指腸潰瘍の既往患者における狭心症・心筋梗塞・虚血性脳血管障害や冠動脈バイパス術・経皮的冠動脈形成術施行後の血栓・塞栓形成の抑制を効能・効果とする。
高齢化の進行に伴って脳梗塞や心筋梗塞の再発予防を目的とした低容量アスピリンの服用が増えているが、長期投与によって胃潰瘍や十二指腸潰瘍を引き起こすことがあるため、低容量アスピリンの持続投与では潰瘍の発症抑制が重要になる。特に胃潰瘍や十二指腸潰瘍の既往患者については、消化性潰瘍治療剤のPPIを併用することが国内外のガイドラインで推奨されている。
タケルダは薬剤数を増やさずに低用量アスピリンによる潰瘍を抑制できる。