患者のアドヒアランス向上に薬剤師が十分に関わる必要性がある――。12、13日に鹿児島市内で開かれた日本医薬品情報学会総会・学術大会のシンポジウム「患者とくすりと薬剤師の共創的パートナーシップ構築~アドヒアランスを志向するコミュニケーション~」で各演者はそう強調した。生活習慣病の初診患者の治療継続率は低い。疾患のリスクや治療の重要性を患者に理解してもらうには、医師だけでなく薬剤師の十分なかかわりや説明が求められるという。
アドヒアランスとは、医療者の指示を患者に守ってもらうコンプライアンスに対して、患者の意思で自ら積極的に治療に参加してもらうこと。それをいかに向上させるかが医療者の課題になっている。
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