岡山県薬剤師会はこのほど一般用医薬品など約100品目を「岡山版エッセンシャルOTC」として選定した。併せて、1個単位で一般用医薬品の発注が可能な流通体制を、各卸の協力を得て構築した。販売手順も整備し、ノウハウを持たない薬局でも一般用医薬品の販売に取り組めるように支援している。薬局の機能は本来、調剤業務だけでなくもっと幅広いものだとし、県下の全薬局が一般用医薬品を供給できる体制の実現を目指す。地域住民がいつでも気軽に相談できるかかりつけ薬局としての位置づけを明確にしたい考えだ。
「岡山版エッセンシャルOTC」は基本品目47品目、推奨品目47品目で構成されている。厚生労働科学研究事業として日本医療薬学会が取りまとめ、今年1月に公表した「薬局の求められる機能とあるべき姿」や、先行して「エッセンシャルOTC」事業を実施した神奈川県の藤沢市薬剤師会、京都府薬剤師会の取り組みを参考に、具体的な品目を岡山県薬が選定した。
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