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将来の薬局機能を占う大切なもの

2014年10月17日 (金)

◆高脂血症治療薬「エパデール」のスイッチOTC「エパアルテ」の販売中止、検体測定室をめぐる医師会の反対など、薬局薬剤師が重要な機能を発揮できる取り組みが揺らいでいる
◆エパアルテの販売中止は予想できた。受診前提や適正使用調査の義務づけなど条件が厳しすぎ「誰が買うのか」という声が強かった。実際に全く売れずその通りになった。まさに医師会の思惑通りで、実質的に売れないよう枠をはめられたことに、ある薬局経営者は「ほとんどイジメ」と嘆いた
◆薬局で自己血糖測定を行う検体測定室の取り組みも、医師会の壁が立ちはだかった。ただ、冷静に考えれば、検体測定室については厚労省が指針を示しているので、国が認める取り組みを粛々と進めることに異論はないはずだ
◆スイッチOTCと検体測定室の取り組みは、将来の薬局機能を占う大切なもの。逆風にさらされている今こそ、この機会を守り、失ってはならないという気概を示すべき時ではないか。目の前のチャンスを大切にしなかったツケは、必ず将来に回ってくる。



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