注目の機能性素材を製品化
武田薬品は、微細藻類ユーグレナ(和名ミドリムシ)を活用した機能性食品、化粧品等を開発・販売するユーグレナ社(東京文京区、出雲充社長)と、ユーグレナ配合製品に関する包括的提携契約を締結した。今後両社で、一般用医薬品、医薬部外品、健康食品(特定保健用食品や栄養機能食品)などにおける、新たな製品の開発可能性を共同で検討していく。なお、共同プロジェクトの第1弾商品として、ユーグレナ含有の健康補助食品「緑の習慣」を、武田薬品の通販限定商品(タケダ通販ショップ)として発売を開始した。
ユーグレナは藻の一種で、動物と植物の両方の特徴を持っている。植物のように光合成で栄養素を作るだけでなく、動物のように運動するため、動物性の栄養素も有している。特有の含有成分でβ‐グルカンの一種である「パラミロン」は、スポンジのような多孔性構造を持ち、過剰に摂取した油分などを吸着する働きがある。ビタミン、ミネラル、アミノ酸、不飽和脂肪酸など59種類の栄養素をバランスよく含み、消化率も高いことから、近年注目されている素材の一つといえる。
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