富士フイルムは、ワクチン製造に強い米バイオ医薬品CMO「ケイロン・バイオセラピューティクス」を獲得し、ワクチンCMO市場に参入する。買収額は非公表。ケイロンの持分所有者であるテキサスA&M大学と持分譲渡に関する契約を結び、今後数カ月以内に決済手続きを完了させ、ケイロンの全持分の49%を取得し、その後、完全子会社化する計画だ。ワクチンCMO市場を取り込み、2018年には、世界のバイオ医薬品CMO市場の売上シェア約10%獲得を目指す。
富士フイルムは、2011年に米メルクからバイオ医薬品受託製造会社2社を買収し、バイオ医薬品CMO事業に参入した。
* 全文閲覧には 薬事日報 電子版 » への申込みが必要です。