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GPCR構造解析、産学共同コンソ発足‐小野、アムジェン、サノフィが参画

2014年11月04日 (火)

 G蛋白質共益受容体(GPCR)の立体構造を高分解能で解析する産学による国際パートナーシップ「GPCRコンソシアム」が発足した。米南カリフォルニア大学(USC)のレイモンド・スティーブンス教授が立ち上げ、マイケル・ハンソン博士が統括。創設時メンバーとして小野薬品、米アムジェン、仏サノフィが参画し、主な研究活動は上海科技大学iHuman研究所、中国科学院上海薬物研究所、USCの3機関が担当する。

 GPCRは生理活性物質の情報を細胞に伝達する膜蛋白質で、人体には826種類がある。中枢神経・代謝・循環器・呼吸器・泌尿器・消化器など幅広い疾患領域で医薬品の標的となっているが、機械的な仕組みについてはほとんど明らかにされておらず、立体構造情報も少数しか知られていないのが現状だ。


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